高橋牧場の思い
苦難続きの牛飼い
髙橋守が、酪農の道に歩んだのは20歳の頃。
家族や兄弟の手伝いで牛のコンテスト「共進会」に出場したのがきっかけ。
兄がひいた牛が高く評価されて優勝し、カップや楯、優勝旗をもらい、「こんな商売ならいいな」と簡単に考え畑作との兼業から、酪農専業へとシフトした。
しかし、ほどなく乳価(牛乳の買い取り価格)が安いという現実に直面。当時、川に牛乳を流す乳価闘争をしたこともあった。そして追い打ちをかけたのは大切な牛を次々と死なせてしまったこと。
「もう牛飼いをやめようか」
良い牛を作りたいという想いで、厳選して種付けをし、その生育を楽しみにしていた牛たちが理由のわからないまま死んでいってしまった。「もう牛飼いをやめようか」とまで思い詰め、寝ずの看病に明け暮れる毎日。後に分かったのは、たくさんの牧草を収穫し牛に食べさせる為にと撒いた窒素肥料が原因で、牛が中毒になり死んでしまっていたのです。
「良い土づくりをし、良質な牧草を作らなければ良い牛は作れない」
この経験から牧場主髙橋守の「土づくり・草作り・牛作り」という想いが強くなった。
良質な乳をお客様へ
そんないくつもの失敗を乗り越え、牛の改良を続けるも乳価は変わらない。
「これではなにもおもしろくない。自分で一生懸命育てた牛の乳をしっかりと評価してほしい。」と加工品を作る研究を始めました。
自分たちが育てた牛の良質な乳を、お客様に直接お届けしているのは、自分たちが育てた牛の乳に自信があるからです。
ぜひ、一度髙橋牧場の製品をお試しください。